2013年(平成25年)

新チーム概要

2年生部員 18名
1年生部員 18名
マネージャ− 4名
     合計 40名

新チーム陣容はこちら(2013/8現在)

秋の大会
2013年(平成25年) 兵庫県秋季高校野球大会
 

                                     地区大会 Dブロック結果はこちら


 

▽8月31日(土)神戸地区敗者復活第3位決定戦 対六甲アイランド 
                                    神港栄グラウンド
       

 兵庫県秋季高校野球で、兵庫は8月31日、神港栄グラウンドでの神戸地区Dブロック敗者復活第3代表決定戦で六甲アイランドと対戦した。0−0で迎えた7回、力投中田が大量5点を許して敗れ、目指す県大会出場を逃した。

  

  力投中田に悪夢の7回
   兵庫、県大会出場逃す

                          写真はこちら(10/8)

兵  庫 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
六甲アイランド 0 0 0 0 0 0 5 0 X 5
【兵    庫】
C 4 0 0
E 3 0 0
H 1 0 0
G 3 1 0
D 2 0 0
A 3 0 0
@ 3 1 0
H 3 1 0
F 2 0 0
H 1 0 0
7 0 0 0
B 2 0 0
H 1 0 0
            28   3   0
【六甲アイランド】
G 4 1 1
E 2 1 2
H 4 1 2
C 4 0 0
F 3 0 0
7 0 0 0
D 4 2 0
@ 4 1 0
A 2 1 0
B 1 0 0
            28   7   5
▽二塁打 松尾 
 
観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】

 悪夢は突然にやってきた。0−0で迎えた7回裏の守りだ。それまで先発の中田は六甲アイランド打線にわずか3安打。三塁を踏ませない力投を続けていた。内角いっぱいを突くストレーに球威と制球力があった。

 対して六甲アイランドの先発春名はサイドハンド投法。兵庫打線はそのクセ球にタイミングをはずされ、てこずった。5回まで3回を除いて毎回走者を出したが、後続が抑えられゼロ行進が続いた。

 この試合に勝てば久々に県大会への出場切符をものにすることができる。大事な一戦にプレッシャーがなかったとはいえないだろう。そのせいかナインの動きはちょっぴり硬い。そこへ強い風。緊張ムードのなか、行き詰まる投手戦が続いていた。

 7回、中田のつまずきのきっかけは一死から松尾に許した左越え二塁打だった。打った瞬間、左飛かと思われたが、野手が背走にもたついで頭上を越された。「あれは捕球できる打球。きっちり取ってやらんとダメだ」と中井監督は手厳しい。

 記録に現れない痛恨のミス。これで試合の流れはガラリと変わった。二死三塁と局面が変わったあと、マウンドの中田が制球を乱した。二者を連続歩かせて満塁。「最初の四球はともかく、次の打者にも四球を与えたのはまずかったです」と中田は反省した。

 二死満塁のピンチ。最大の頑張りどころだ。ここさえしのげば勝機はやってくる。そんなベンチの期待は市道に打ち砕かれた。遊撃左への内野安打。当たりはよくなかったが、飛んだコースがよく、先制打となった。

 この1失点だけで押えていたら、勝負はどうなっていたか分からない。ところが、中田は続く岩本、大針の連続適時打を浴び、あっという間に5失点。試合の決着をつけられた。中井監督は「中田はよく投げた」と評価しながらも「走者を背負うと四球を出して崩れる悪いくせが出た。その辺をぜひとも修正してほしい」と注文を出した。

 目標の県大会出場の夢は破れた。臼井主将は「反省点はいろいろあります。中田が失点する前に打線が点を取れなかったのが悔しいです」と唇をかんだ。地区大会で戦った4試合。ここは久々のナインの健等を称えて、さらなる飛躍を期待しよう。 


 

▽8月29日(木)神戸地区敗者復活戦@ 3回戦 対神戸甲北
                                 神戸弘陵グラウンド
       

来春のセンバツにつながる兵庫県秋季高校野球で、兵庫は8月29日、神戸弘陵グラウンドでの神戸地区Dブロック敗者復活3回戦で神戸甲北と対戦。先発の横野が走者を出しながらも要所を締めて完封。打線も小刻みに加点して快勝した。

  

 
 奮起の横野、鮮やか完封
 兵庫打線、
11安打で呼応

                          写真はこちら(9/23)

兵  庫 0 0 1 0 0 1 1 0 0 3
神戸甲北 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
【兵    庫】
C 3 2 1
E 3 0 0
G 5 1 0
D 4 2 0
A 4 2 1
H 4 0 0
@ 3 1 0
B 4 1 0
F 3 2 1
            33   11   3
【神戸甲北】
C 5 0 0
H 5 3 0
@ 4 0 0
A 3 1 0
B 4 0 0
G 4 2 0
F 2 0 0
H 7 1 1 0
E 4 1 0
D 3 0 0
            35   8   0
▽三塁打 森、片岡
▽二塁打 石田、片岡、横野、斉藤2、新井
観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】

 134球に気合が込められていた。前回、先発した須磨翔風戦では7安打、4点を許して2回で降板。「悔しくて仕方なかった。次の登板ではゼロの押えようと思っていました」。思惑通りのピッチングに、横野は白い歯をのぞかせた。

 この日のマウンドは、ストレートが走り、スライダーも切れた。前回と見違えるような勢いのあるピッチング。「神戸甲北とは練習試合で好投したことがあります。相性がいいのでしょうか。投げやすかったです」

1回は一死二塁、3回は二死二三塁、4回は一死二塁…。毎回のように走者を出し、ピンチを迎えながらも要所をピタリと押え、神戸甲北に残塁の山(12)を築かせた。8安打を許したものの、鮮やかな完封勝ちだ。

 その力投に中井監督は目を細めた。「本人には“いけるとこまでいけよ”とハッパをかけていた。よく踏ん張ってくれた。このチームは彼が頑張ってくれないと困るんです」。捕手の斎藤は「外角のコントロールがよく、受けていても楽だった。採点?まあ90点は下らないでしょう」と評価した。

 そんな横野に呼応するように打線も奮起した。3回無死から森が左中間に三塁打。続く片岡は左越えに二塁打を放って先制した。さらに6回、臼井の左前打を足場に斎藤の左中間二塁打で2点目。7回には二死から片岡、新井が連続長打して3点差とした。

 ただ、攻撃面で反省点がなかったわけではない。バントのミスが多かったからだ。1−3回、送りバント、スクイズバントを失敗した。「きっちり決めていたらもっと楽な試合ができたはず。バントのできないチームは苦戦する。そのへんをみんな真剣に考えてほしい」。中井監督は試合後、ナインにバントの重要性を強調した。

 次は六甲アイランド戦。これに勝てば県大会への出場が決まる。中井監督は「ここまできたら、久しぶりに県大会に出たいですね」と意欲をのぞかせた。臼井主将も「六甲アイランドとは親善試合で負けていますが、こんどはそのお返しをします」と決意を語った。


 

▽8月22日(木)準決勝 対須磨翔風
                        須磨翔風 グラウンド
       

来春のセンバツにつながる兵庫県秋季高校野球で、兵庫は8月22日、須磨翔風グラウンドでの神戸地区Dブロック準決勝で須磨翔風と対戦。投手陣が14安打、8点を許して7回コールド負けした。
 

  

    兵庫、須磨翔風打線に苦杯
    8点許し7回コールド負け
                           写真はこちら(9/17)
     

 
兵  庫 0 1 0 0 0 0 0 1 (7回コールドゲーム)
須磨翔風 2 2 0 0 1 2 X 8X
【兵    庫】
C 2 0 0
H 4 1 1 0
E 3 0 0
B 3 0 0
D 3 2 1
A 3 0 0
H 3 0 0
F 0 0 0
8 2 0 0
H 0 0 0
G 7 3 0 0
@ 0 0 0
H 1 1 0
1         2   1   0
            26   5   1
【須磨翔風】
G 4 2 1
H 3 2 0
C 4 2 0
@ 7 3 1 0
F 3 2 2
1 0 0 0
A 2 2 2
2 0 0 0
D 3 1 2
R 0 0 0
5 0 0 0
E 3 0 1
B 3 2 0
            28   14   8
▽本塁打 臼井
▽三塁打 安部、滝下
▽二塁打 本田、観音寺
観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】

 悪夢は突然にやってきた。0−0で迎えた7回裏の守りだ。それまで先発の中田は六甲アイランド打線にわずか3安打。三塁を踏ませない力投を続けていた。内角いっぱいを突くストレーに球威と制球力があった。

 対して六甲アイランドの先発春名はサイドハンド投法。兵庫打線はそのクセ球にタイミングをはずされ、てこずった。5回まで3回を除いて毎回走者を出したが、後続が抑えられゼロ行進が続いた。

 この試合に勝てば久々に県大会への出場切符をものにすることができる。大事な一戦にプレッシャーがなかったとはいえないだろう。そのせいかナインの動きはちょっぴり硬い。そこへ強い風。緊張ムードのなか、行き詰まる投手戦が続いていた。

 7回、中田のつまずきのきっかけは一死から松尾に許した左越え二塁打だった。打った瞬間、左飛かと思われたが、野手が背走にもたついで頭上を越された。「あれは捕球できる打球。きっちり取ってやらんとダメだ」と中井監督は手厳しい。

 記録に現れない痛恨のミス。これで試合の流れはガラリと変わった。二死三塁と局面が変わったあと、マウンドの中田が制球を乱した。二者を連続歩かせて満塁。「最初の四球はともかく、次の打者にも四球を与えたのはまずかったです」と中田は反省した。

 二死満塁のピンチ。最大の頑張りどころだ。ここさえしのげば勝機はやってくる。そんなベンチの期待は市道に打ち砕かれた。遊撃左への内野安打。当たりはよくなかったが、飛んだコースがよく、先制打となった。

 この1失点だけで押えていたら、勝負はどうなっていたか分からない。ところが、中田は続く岩本、大針の連続適時打を浴び、あっという間に5失点。試合の決着をつけられた。中井監督は「中田はよく投げた」と評価しながらも「走者を背負うと四球を出して崩れる悪いくせが出た。その辺をぜひとも修正してほしい」と注文を出した。

 目標の県大会出場の夢は破れた。臼井主将は「反省点はいろいろあります。中田が失点する前に打線が点を取れなかったのが悔しいです」と唇をかんだ。地区大会で戦った4試合。ここは久々のナインの健等を称えて、さらなる飛躍を期待しよう。

 

 

▽8月18日(土)2回戦 対神戸
                        市神港栄グラウンド
       

来春のセンバツにつながる兵庫県秋季高校野球大会がスタートした。神戸地区Dブロックの兵庫は8月18日、市神港栄グラウンドでの2回戦(1回戦は不戦勝)で神戸と対戦。新チームになっての初の公式戦は、攻守にわたって神戸を圧倒し、10−2で7回コールド勝ち。幸先いいスタートを切った。

  

    兵庫、神戸から奮起の大量10
    攻守に圧倒し7回コールド勝ち

                                                      写真は
こちら(9/6)
兵 庫 0 1 0 4 0 0 5 10  (7回コールドゲーム)
神 戸 0 0 0 2 0 0 0 2
【兵    庫】
C 3 0 1
4 0 0 0
E 5 1 0
B 3 1 0
D 3 0 1
A 2 1 1
H 3 2 2
F 4 2 1
@ 2 0 0
1 1 1 1
G 1 0 0
H 1 0 0
8         2   1   2
30 9 9
【神    戸】
C 4 2 0
E 3 0 0
B 3 0 0
@ 2 1 0
F 3 0 0
G 3 1 1
D 3 1 0
H 2 1 0
A 2 0 0
H 1 1 0
            26   7   1
▽三塁打 長尾、片岡
▽二塁打 藤井、斎藤、高谷
観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】

 こんなに明るい顔が並ぶのは、いつ以来だろうか。久々の公式戦勝利。兵庫ベンチには白い歯がのぞくナインの晴れやかな姿があった。地区割り変更で、緒戦の相手となったのは、今年の定期戦で敗れた神戸。新主将に抜擢された臼井は「定期戦の雪辱をしたかった。(公式戦では)最近、負けが続いていたので、勝ててうれしいです」と顔をほころばせた。

 「神戸には負けるわけにはいかない―という気持ちだった」という中井監督。そんな思いはナインにも伝わっていた。2回一死二塁で中越えへ先制の二塁打を放った藤井。「気持ちで相手に負けたらあかんと自分に言い聞かせて打席に入った。打球が風に乗ってくれてよかったです」と殊勲の一打を振り返った。

 これでペースに乗った兵庫は4回敵失を足場に斎藤の左中間二塁打で2点目。さらに藤井、渋谷の連打、野選、スクイズなどでこの回4点を加え、試合の主導権を握った。

 先発のマウンドに立ったのは横野。4回、3長短打に2暴投などで2点を失った。「変化球が入らず全然だめでした」と反省。リードは3点に縮まり、5回からマウンドを中田に譲った。

 横野がヒジ痛で戦線離脱していた時期、マウンドを一人で任された中田は不調に陥っていた。信じられないような大量失点に悔し涙を流したこともある。復調へ制球力をつける練習と、走りこみを続けた。「横野が帰ってきて、中田に復調の兆しが見えます」と中井監督。その言葉どおり、中田の力投は続いた。

 兵庫に決定的な5点が入ったのは7回。源の左前打を足場に2失策、野選など守りのミスを誘い、中田の左前適時打、片岡の左越え三塁打などで10点目を奪った。久々の大量点に沸く兵庫ベンチ。中田はその裏の守りも無失点に押え「よう頑張った」と中井監督を喜ばせた。

 投手陣にカムバック横野、復調中田の二本柱が確立して兵庫の視界は間違いなくよくなったといえるだろう。

 

練習試合スケジュール                練習試合日程はこちら

戻る(ブラウザーの戻る)