兵庫の大学野球底上げ

 連絡協発足 8日から交流戦  ・・・平成16年11月1日 読売新聞掲載

 
 兵庫県内の13
大学が、所属リーグの枠を超えて「大学野球連絡協議会」を発足させ、日から交流野球大会を行う。このような形式での大会は全国的に珍しく、地域レベルで競い合うことで、チーム力の底上げにつなげる考えだ。

協議会は、甲南大硬式野球部前監督の田中博人・同協議会代表(68)がまとめ役となり、今年7月発足。神戸大、関西学院大、甲南大など13大学は現在、関西学生、関西6大学、近畿学生、阪神大学の4つの野球連盟に分かれて加盟し、連盟の枠を超えて対戦する機会がほとんどなかった。

交流野球大会は、8日から5日間。明石球場で開催。各リーグ上位の計校と、残る8校の選手で作る選抜チーム、社会人4チームの計10チームがトーナメント戦を行う。

 決勝は13日。

 今回は社会人もエントリーするが、早ければ来年から、県の「大学王座」を決める締めくくりの大会として、秋季リーグ終了後、大学のみで行い、恒例化する計画だ。同協議会は、こうした事業を通じ、大学間の情報交換やレベルアップ、さらに県外の大学に進む有望な地元選手の確保にもつなげたいとしている。

 田中代表は「兵庫は硬式野球の公式戦が日本で初めて行われ、野球が深く根付いた土地。大学野球を盛り上げて、少年に夢を与え、大学を取り巻く地域を活性化したい」と話している。
 

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