平成14年(90陽会)2002年

NO1

〈神戸新聞〉
◎県春季高校野球地区大会◎

平成14年4月2日(火) 神戸弘陵
〔中神戸〕
▽2回戦
 兵庫商 000 000 302=5
 県兵庫 020 001 000=3

(商)山本、武田−川島
(兵)田村、小林−中原

[対県神戸高定期戦]
平成14年5月9日(木) 県兵庫高
 県神戸 030 400 010=8
 県兵庫 022 200 110=8

    (9回引き分け)

 〔県神戸〕 打 安 点   〔県兵庫〕 打 安 点
 D6 楠  4 1 1   F 坂 口 3 1 0
 C 正 木 4 1 0   E 下 浦 2 0 0
 B 久 保 5 2 0   PH吉 村 1 1 0
 E1 東  4 2 1   6 若 林 2 0 0
 A 工 楽 5 1 0   A 西 條 3 0 0
 G 岩 本 5 0 1   1 小 林 1 0 0
 @9 林  4 1 0   B 岩 崎 5 1 0
 F 西 下 3 2 1   D 前 川 4 2 0
 H 山 本 1 0 0   G 横 山 5 4 0
 PH山 本 0 0 0   H  森  2 1 1
 5 大 高 1 0 0   9 庄 田 1 1 0
 PH ?  1 0 0   @ 田 村 2 1 2
 PR ?  0 0 0   1 余 田 0 0 0
 5 和 田 0 0 0   2 中 原 1 1 0
 C 永 野 4 1 2
 4 片 岡 0 0 0
 PH 芝  1 0 0
    計  37 10 4      計  37 13 5

 ▽三塁打=久保、永野 ▽二塁打=楠、正木、横山、森、前川2 ▽併殺=県神戸
 1、県兵庫0 ▽暴投=県神戸1、県兵庫0 ▽捕逸=県神戸1、県兵庫1

〔投手成績〕回 打 安 三 四 失
 田 村  4 24 4 3 5 7
 余 田  31/314 3 3 2 0
 小 林  12/310 2 1 3 1
(県兵庫のみ)

△接戦!! 9回引き分ける△
〔評〕両校とも2年生投手が先発したがそろって制球難。点の取り合いになった。
 2回、県神戸が東の遊失出塁をきっかけに二盗、工楽の左前打、西下の右中間適時打などで3点を先取。その裏県兵庫は横山、田村の安打に永野の左中間三塁打で2点を返し乱戦模様を呈してきた。

 3回、県兵庫は逆転した。一死後、前川の四球のあと横山、森が連続左越二塁打を放って2点を挙げ4−3。それも束の間4回、田村が大きく崩れる。一死後四球を連発、楠に右中間二塁打、さらに四球、安打でこの回計4点を失った。

 県兵庫はすぐさま反撃。一死後岩崎の中前打を口火に前川中越二塁打、横山中前打と3連打、1点差に迫る。
 県兵庫が5回から余田、8回途中から小林が力投、県神戸の攻撃を1点に押えれば、県神戸も5回から登板した東が県兵庫の追撃を2点に切り抜けて8−8の引き分けに。

 7回、県兵庫が同点に追い付けば8回県神戸がリード、その裏県兵庫が前川2本目の二塁打などでつかんだ一死二、三塁で中原が放った中前タイムリーで同点。二塁走者の横山が本塁で憤死、逆転できなかったのに悔いが残る。

 県兵庫は常にリードされ追いかける試合展開であったが、最後まであきらめない粘り強さは賞賛に価する。試合内容についてはいろいろ問題点はあったが勝利へのあくなき執念は今後に必ず好結果をもたらすに違いない。