昭和44年(57陽会)1969年

NO1

[第26回対県神戸高定期戦]
昭和44年5月15日(木)神戸市民球場
 県兵庫 000 000 020=2
 県神戸 000 000 000=0

 (兵)住川−辻
 (神)井上−浅田

〔評〕両校とも全校生徒を繰り出しての応援合戦の中で息づまるような投手戦を展開した。7回県神戸が一死一、三塁のチャンスを逃がしたあと8回県兵庫は海川が三塁線を破る二塁打、児島も内野安打し、つづく坂本の三塁越え安打で2点をあげ、住川の9三振を奪う力投で神戸に快勝した。県兵庫の勝利は三年連続で、通算成績は県兵庫の15勝11敗。

〈神戸新聞〉
【第51回全国野球選手権大会兵庫予選】
◎県予選登録メンバー◎
 部長 樋口 秀雄
 監督 柳生  茂
 投手 住川 光史B
 捕手 辻  隆正B
 一塁◎塩谷  満B
 二塁 児島  博B
 三塁 海川 恵司A
 遊撃 松末 成美A
 左翼 山条 慶治B
 中堅 三村 譲二B
 右翼 坂本 曉太B
 控  西田 康夫A
 〃  石野 修造A
 〃  日向  進A
 〃  田口 辰男A
 〃  河内 武志@
 〃  安藤 恒史@
 〃  奥田 一夫@
 〃  野上 一男@

昭和44年7月21日(月)神戸市民球場
▽1回戦
 県兵庫 120 200 13=9
 淳 心 000 000 00=0

 (8回コールドゲーム)

 (県兵庫) 打安点     (淳 心) 打安点
 C 児 島 512     H 立 花 300
 H3 坂本 510     B 杉 本 200
 A  辻  512     H3 春 日 100
 B 塩 谷 300     E 飯 原 300
 H9 西 田 100     A8 高見 300
 E 松 末 410     D 堀 岡 300
 G 三 村 410     @ 北 川 310
 F 山 条 310     F 木 村 300
 D 海 川 322     G 杉 谷 100
 @ 住 川 433     2 日 野 200
               C 福 井 100
     計 37119         計 2510

 (兵)011161
    振球犠盗残失
 (淳)810024

 ▽本塁打=海川 ▽二塁打=坂本 ▽1時間21分

〔評〕県兵庫が投打に淳心を圧倒、八回コールドで大勝した。初回児島二ゴロ失、坂本中越え二塁打の無死二、三塁から辻の二ゴロで先取点をあげ、二回には一死二、三塁の好機に住川の三遊間安打と児島の三ゴロで2点を加えた。

 さらに四回にも四球の山条をおいて海川が0−1からの好球を中前打、これを中堅手が後逸する間に海川が一挙生還(記録はランニングホームラン)して2点、その後も淳心北川のゆるい球をよく引きつけて好打、七、八回に4点を加点した。

 淳心は県兵庫住川の速球に押さえられ、北川の三遊間安打一本だけ。二塁も踏めなかったが、一、二年生ばかりの未熟な陣容ながら、最後まで全力を尽くした態度は高校生らしく、好感が持てた。