昭和31年(44陽会)1956年

NO1

〈神戸新聞〉
[春季県高校野球大会]

昭和31年4月22日(日)神戸市民球場
▽1回戦
 県兵庫 000 000 000=0
 神戸商 010 000 00X=1

 〔県兵庫〕   打安失     〔神戸商〕 打安失
 5 長 岡 400     8 五十井 300
 8 浜 田 430     3 田 中 300
 19 松 野 400     6 藤 本 300
 73 横 山 410     5 岡 谷 200
 4 岡 本 400     9 末 吉 200
 6 岡 田 201     7 安 積 100
 9 長 野 200     7 小 西 000
 1 太 田 000     4 一 山 100
 2 高 橋 300     2 吉 岡 310
 3 大河内 210     1 谷 口 300
 7 中 西 100
              
 犠盗振球残併打安失     犠盗振球残併打安失
 0012513051     2147512110     

 ◇三塁打=横山 ◇二塁打=吉岡、浜田 ◇審判=原、大村、大黒
 ◇試合時間=1時間53分

[対県神戸高野球定期戦]
昭和31年
 県神戸 4−0 県兵庫

〈朝日新聞〉
【第38回全国野球選手権大兵庫予選】

昭和31年7月23日(月)神戸市民球場
 県 兵 庫 000 301 100=5
 姫工大付二 000 000 000=0


 ◇開始1時、終了2時55分
 〔審判〕津田、尾西、前田

 〔県兵庫〕 打安失     〔姫工二〕 打安失
 二 片 岡 510     遊 木 村 410
 三 長 岡 300     三 河 井 401
 捕 岡 本 420     捕 土 井 300
 一 横 山 400     右 松 岡 300
 一 大河内 100     二 東 山 300
 投左松 野 420     投一 今中 311
 中 浜 田 200     中 牛 尾 310
 遊 岡 田 321     左 北 村 200
 遊 中 谷 000     PH 村 田 100
 右 長 野 310     左 西 岡 000
 左 熊 田 300     一 前 川 100
 PH 荻 野 100     投 田 中 200
 投 太 田 000
               
   振四犠盗打安失       振四犠盗打安失
   46133381       100002932   

 ▽三塁打=岡田 ▽二塁打=岡田 ▽捕逸=土井 ▽ボーク=田中

○…県兵庫の松野、太田両投手は悪球に手を出す荒い打法の姫工大付二の打線を抑えた。四回県兵庫は二死後松野、岡田、長野の三長短打と捕逸などで三点、六、七回にも加点して勝利を不動にした。姫工大付二は県兵庫の二投手の力投で安打三本を散発したのみに終わった。

〈朝日新聞〉
昭和31年7月29日(日)神戸市民球場
 県兵庫 000 000 000 000 00=0
 神戸商 000 000 000 000 01=1

     (延長14回)
 ◇開始0時26分、終了3時20分
 〔審判〕沢井、木南、柴田

 〔県兵庫〕 打安失     〔神戸商〕 打安失
 二 片 岡 510     中 五十井 510
 三 長 岡 520     二 一 山 400
 捕 岡 本 610     遊 藤 本 610
 一 横 山 510     三 岡 谷 400
 投 松 野 640     右 末 吉 210
 中 浜 田 500     右 浅 貝 200
 遊 岡 田 510     左 小 西 410
 右 長 野 600     捕 吉 岡 310
 左 能 田 510     捕 宮 山 100
               投 岡 本 400
               一 田 中 500
              
   振四犠盗打安失       振四犠盗打安失
   441148110       74434050

 ▽二塁打=五十井 ▽暴投=松野

○…14回神戸商はこの回の先頭打者五十井が左中間に二塁打して絶好の機会をつかんだ。一山はバント失敗して一死、続く藤本は2−2後の好球を右へ快打して決勝点をあげ、三時間近くの熱闘も遂に幕となった。

○…県兵庫は三、八回と神戸商の外野手が前進守備をひいているにもかかわらず、いずれも浅い安打で二塁から本塁をついて憤死したのは惜しみても余りあった。しかし両軍無失策で、まれにみる好ゲームであった。

○…県兵庫は松野投手が切れのよい直、曲球を武器に神商打線を封じると、神商岡本投手は軟投ながら要所々々を締め、一点を争って両軍無得点のまま延長戦となった。